これを書いている現在、コロナ禍も第三波に入ったところです。まだまだ先行きが見えないこともあり、とにかくお金を節約している方も多いのではないでしょうか。
私もその内の一人で、まずは趣味であるお酒代から節約を見直しました。それが以下記事です。
次に考えたのが、月に数万はかかっている食費です。とは言っても私はほぼ自炊ですし、内容も贅沢をしているわけではありません。むしろうまくやりくりしている方だと思います。
しかし1つだけ、ほとんどコスパを理解せずに食べているものがありました。それは主食です。必ず食べるわりには、存在が当たり前すぎて考えていなかったのです。
主食は何がいったい節約に向いているのか!?良い機会なので徹底的に調べてみました。食費を節約する際の参考にしていただければ幸いです。
お米
まずは日本人なら主食にしている方が断トツに多いであろう、お米から見てみたいと思います。
食べる量ですが、お米1人分の量はファミレスやご飯屋さんでは1杯180g~220gとしているところが多いようです。男性がメインターゲットの牛丼屋ではちょっと多めの260gくらい。ちなみに家庭の小さめなお茶碗1杯で約150gです。
加えてコスト計算する上で重要なのが、生米と炊き上がりのグラムです。焚き具合、水加減、お米の種別等によっても異なりますが、1合=150g=炊き上がりが320~350gという説が一般的。
というわけでまとめると、1食分の量は以下のような感じでしょうか。
多め | 普通 | 少なめ | |
---|---|---|---|
1食分のお米(生米) | 150g | 100g | 75g |
炊き上がりのお米 | 320g~350g (便宜上330g) | 213g~233g (便宜上220g) | 160g~175g (便宜上165g) |
お米はこの量を基準に考えたいと思います。若い方には「多め」でも全くもの足りない量かもしれません。その場合は2倍等の換算で考えてみるとよいでしょう。
白米
お米は一度にまとめて買えば買うほど安くなります。流通している中で最も安く買えるのは30kgです。
しかし一人暮らし等の少人数の家庭では、よほどの大食漢でないとすぐに食べきれません。お米は生鮮食品ですので、消費までに何ヶ月もかかっては悪くしてしまいます。
買いやすいのは5kg~10kgくらいではないでしょうか。
5kg 1,500円の場合(10kg 3,000円 30kg 9,000円と同じ)
私は近所のスーパーかネットでお米を買いますが、一番安いのだと5kg税込1,500円くらいで買っています。クーポンや特典を重ねがけしての価格なので、このkg数では格安な方だと思います(地域差はあるかもしれませんが)。
なお、10kg 3,000円、30kg 9,000円で購入するのとキロ単価は同じです。30kgでも9,000円は単一原料米なら安い方なので、多くのケースで参考になると思います。
多め | 普通 | 少なめ | |
---|---|---|---|
食べられる食数 | 33.33食 | 50食 | 66.66食 |
1食あたり | 45円 | 30円 | 22.5円 |
参考:100g単価(生米)=30円
参考:100g単価(炊き上がり後)=13.63円
かなり安いお米ではありますが、1食あたりを算出してみると、安いのか高いのか分からない金額ですね。とは言え外食ではライス1杯200円くらいしますから、そう考えると安いです。
外食は高い!やっぱりコスパなら自炊が一番です。
玄米
精米する手間が無い玄米の方が安そうなイメージですが、実際は異なります。スーパーでは需要が低いためか、1~2kgの少量パックしか売っていません。そのため白米よりも割高な金額となってしまうので、私はネットで購入しています。
ホームセンターや農家さんの直売コーナーなどなら安いこともあります。……が、車が無いとキビシイです。
10kgで4,000円の場合
ネットだと送料の関係で5kgはコスパが非常に悪いので、10kgのお米で計算します。白米よりも日持ちしますので、主食として毎日食べるなら一人暮らしでも買える量でしょう。
本当はネットでももう少し安いところはあるのですが、品質を考慮すると個人的にはこのくらいが最低ラインです。30kgで買えば白米と同じくらい安いんですけどね。あとブレンド米もより安いです。
多め | 普通 | 少なめ | |
---|---|---|---|
食べられる食数 | 66.66食 | 100食 | 133.33食 |
1食あたり | 60円 | 40円 | 30円 |
参考:100g単価(生米)=40円
参考:100g単価(炊き上がり後)=18.18円
玄米の方が価格が高かったのでその分が影響しました。ただ、玄米だと固いのでよく噛む必要があります。その分満腹感を感じやすく、実際には食べる量が少なくなるのではないでしょうか。
その分を考慮したのが以下の表です。
多め | 普通 | 少なめ | |
---|---|---|---|
1食あたり(通常) | 60円 | 40円 | 30円 |
1食あたり(80%換算) | 48円 | 32円 | 24円 |
1食あたり(60%換算) | 36円 | 24円 | 18円 |
食べる量を白米の80%として考えるとあら不思議、白米と1食あたりはほぼ同じになります。60%にすれば白米よりも安いです。
そうなると栄養価も高いのに安い。総合的には最コスパになるのかもしれません。1食32円なら1日3食で96円。30日で2,880円です。玄米なら最低限の栄養を摂取しつつ、ひと月の食費1万円以下もいけそう(?)です。
私の場合は顎が疲れるので白米の半分近くの量でいいや、となります。美味しいですけど毎回となればちょっとあきるかもです(汗)
お米まとめ
白米でも玄米でも、現実的にはおおよそ1食20円~50円の範囲になりそうです。普通の量なら1食30円くらい。日本人ならお米が主食の方も多いと思いますので、この金額をベースに高い・安いを見ていくことにしたいと思います。
後述しますが、やはり小麦製品よりは高い値段になってしまいますね。輸入8割の小麦と異なり、日本の米農家さんが守られているということでしょう。
うどん
うどんに限った話ではありませんが、特に麺類は食べ方によって満足するグラム数は変わってきます。例えばざるうどんや釜玉ならたくさん食べられても、汁がたっぷりはいったうどんなら少なめで満足できる……といった具合ですね。
さらにおかずと一緒に食べることもあれば、単品で食べることもあります。
つまりは1食分の満足する量を決める変数が大きくなるということ。というわけで量の上下を大きくしました。
ゆでうどん
あらかじめ茹でられているうどんです。とはいっても完璧に茹でられているわけではなく、調理には1~2分ほどの茹で時間が必要となります。
その分多少は重くなり、私の実験ではおよそ2割ほど重量が増加するようです。
ゆでうどん(はつかり麺) 1袋180g
最近幅をきかせてきたコスモス薬品では、うどん1玉(180g)が19円で売られています。これ、税込でですよ!?あり得ないほど安い価格ですが、お米と比べてどれくらい安いのか気になるところです。
多め | 普通 | 少なめ | |
---|---|---|---|
1食に食べる玉数 | 2玉 | 1玉 | 0.5玉 |
1食に食べるグラム数 | 360g (茹で上がり432g) | 180g (茹で上がり216g) | 90g (茹で上がり108g) |
食べられる食数 | 0.5食 | 1食 | 2食 |
1食あたり | 38円 | 19円 | 9.5円 |
参考:100g単価=10.55円
参考:100g単価(茹で上がり)=8.79円
個別包装されていることが多いので、1玉が基本になると思います。流水でほぐせば半分残せますので、1.5玉や0.5玉ということも一応は可能。
とは言え2袋目を開けるような場合は「ええい食べちゃえ!」となりそうなので0.5玉~2玉の幅で考えてみました。
結果0.5玉(食)で9.5円、1玉で19円、2玉食べても38円と、お米と比べてもかなり割安感があります。私も安さには勝てず、コスモス薬品に行くときは必ず何個か購入しています。
ちなみに180g記載でしたが実測191g入ってました。180g保証ということでしょう。
北海道産小麦の玉うどん(東洋水産) 180g×3袋入り 100円
マルちゃんなどの大手製品の生うどんだと、スーパーの安売りで3袋セット88円~98円というのをよく見かけます。ここでは切りよく税込100円として計算してみました。
多め | 普通 | 少なめ | |
---|---|---|---|
1食に食べる玉数 | 2玉 | 1玉 | 0.5玉 |
1食に食べるグラム数 | 360g (茹で上がり432g) | 180g (茹で上がり216g) | 90g (茹で上がり108g) |
食べられる食数 | 1.5食 | 3食 | 6食 |
1食あたり | 66.66円 | 33.33円 | 16.66円 |
参考:100g単価=18.51円
参考:100g単価(茹で上がり)=15.43円
やはりコスモス薬品の激安うどんには劣ります。が、1玉以下で済むなら白米と同じくらいの金額となりました。それほどお得さは感じませんが、お米と変えても節約の観点からは変わりませんね。
冷凍うどん
意外と本格派で美味しいのが冷凍うどん。私も20代の頃はたまに買っていました。調理後の重量は、レンチンの場合はほぼ変わらないと思いますが、ゆでたときは微増するかもしれません。ここでは考慮に入れないで調査します(いずれ計測します)。
冷凍讃岐うどん(秦食品) 200g×5食入り 159円
今回は業務スーパーの格安商品で見てみたいと思います。
多め | 普通 | 少なめ | |
---|---|---|---|
1食に食べる玉数 | 2玉 | 1玉 | 0.5玉 |
1食に食べるグラム数 | 400g+α | 200g+α | 100g+α |
食べられる食数 | 2.5食 | 5食 | 10食 |
1食あたり | 63.6円 | 31.8円 | 15.9円 |
参考:100g単価=15.9円
業務スーパーの安売り価格で、やっと大手メーカーのゆでうどんと同じくらいの1食単価となりました。なお、1玉のグラム数はゆでうどんより20g多いですが、ゆでうどんの茹で上がり分を考慮すると大差ないでしょう。
気になるのは、業務スーパーでは159円程度で買えますが、一般的なスーパーでは同じような商品が200円程度。現実的にはそれほど安くはないかもしれません。
冷凍うどんは安さというよりも、美味しさや保存性で選ぶのが良さそうです。最近の冷凍技術は凄いですので。
乾麺のうどん
乾麺はゆでるとおおよそ3倍になるようなので、その数値で計算してみました。茹で時間によって重量は変わりますので、硬めが好みの方はやや調整が必要です。
伝統仕込釜揚げうどん(朝日商事) 880g 208円
ここでも安さを追求して業務スーパーで売っていた商品です。一見するだけで「安っ!」と思ってしまうほど格安ですね。
多め | 普通 | 少なめ | |
---|---|---|---|
1食に食べる量 | 125g (茹で上がり375g) | 75g (茹で上がり225g) | 50g (茹で上がり150g) |
食べられる食数 | 7.04食 | 11.73食 | 17.6食 |
1食あたり | 29.54円 | 17.73円 | 11.81円 |
参考:100g単価=23.63円
参考:100g単価(茹で上がり)=7.87円
実際に数値で見てみても、やはり安いです。ゆでた後の重さで考えると、乾麺は最も100g単価が安いうどんになりました。
ただ、はつかり麺のゆでうどんと比べても差は1円未満です。茹で時間や個体のグラム誤差の範囲で簡単に逆転するレベル。美味しいと思う方を選べばよいと思います。
うどんまとめ
うどんは標準的な量で、安いもので1食20円前後ほど、高いものでも30円前後で白米と同程度。全体的に安いです。それもこれも、うどんの元となる小麦粉は格安の輸入小麦粉を使えるからだと思います。
白米同様に真っ白に精製されたものであり、つるつると早食いしやすいので、健康面では注意が必要かもしれません。
うどん県でおなじみの香川県は糖尿病のワースト上位。うどんを早食いする等の食習慣にあるのではとも言われています。
蕎麦
健康に良いけれど少しお高い印象のある蕎麦。主食としてどのくらいの金額なのかを見てみます。種類には、ゆで蕎麦・乾麺の蕎麦があります。
ゆで蕎麦
あらかじめゆでられた蕎麦で、すぐ食べられるタイプのものです。調理による重量の変化ですが、かけそばで食べるなら麺を入れた後お湯が再沸騰するまでなのでほんの少し。ざるそばで食べるなら沸騰後1分ゆでるので、もう少し重さが加わると考えられます。
実験によると、沸騰後1分ゆでた結果15%ほど重量が増えたのでそれで計算してみます。
日本そば(はつかり麺) 1食150g 19円
ゆでうどん同様、こちらもコスモス薬品等で販売しているはつかり麺の激安そばです。うどんは1玉180gでしたが、こちらはなぜか150gとちょっと残念。
個別包装されているので、1玉が基本になるとは思いますが、グラムが少ないためうどんとは勝手が違ってきます。
1玉150gでは成人男性では物足りなく感じる方が多いでしょう。かといって2玉はちょっと多く感じる微妙なグラム数だと思います(ざるそばならありかもしれませんが)。
というわけでここでは1.5玉をベース(普通)にしました。
多め | 普通 | 少なめ | |
---|---|---|---|
1食に食べる玉数 | 2玉 | 1.5玉 | 1玉 |
1食に食べる玉数 | 300g (茹で上がり345g) | 225g (茹で上がり258g) | 150g (茹で上がり172g) |
食べられる食数 | 0.5食 | 0.66食 | 1食 |
1食あたり | 38円 | 28.5円 | 19円 |
参考:100g単価=12.66円
参考:100g単価(茹で上がり)=11.04円
白米の炊き上がりが13.63円だったので、気持ち安い程度の金額ですね。この金額で蕎麦が食べられるというのは良いのではないでしょうか。普段白米を食べている方なら、コストを気にせず食べることができそうです。
ここでは1.5玉としましたが余った麺の保存処理が面倒です。趣旨が違ってしまいますが1玉+ご飯の方が現実的かと思います。おにぎり等あれば最高です♪
乾麺そば
乾麺は茹で上がり2.6~2.7倍前後になるようですので、ここでは硬めにゆでること想定で2.6倍で計算します。
特選ざるそば(スナオシ) 400g 106円
業務スーパーで取り扱いが多いスナオシが製造する乾麺のそばです。100均で販売していることもあるようです。
多め | 普通 | 少なめ | |
---|---|---|---|
1食に食べる玉数 | 120g (茹で上がり312g) | 90g (茹で上がり234g) | 60g (茹で上がり156g) |
食べられる食数 | 3.33食 | 4.44食 | 6.66食 |
1食あたり | 31円 | 23円 | 16円 |
参考:100g単価=26.5円
参考:100g単価(茹で上がり)=10.19円
ゆで麺のそばよりも微妙に安くなる感じですね。自分で食べたい分を食べたい量ゆでられる分、こちらの方が融通が利くでしょうか。賞味期限も長いですし。
ただ、この商品はそば粉の含有量が25%しかありません。30%未満だとそば粉の割合を明記する必要があるので30%商品が多いと推測される中、あえて25%と記載する事で安くしている潔い製品です。
そばまとめ
激安商品を選べば標準量が1食あたり23円~28.5円と、激安うどんよりはわずかに高くなりましたが充分安い方です。うどんより少し値段が上がる理由としては、25%~30%ほど含まれるそば粉が割高なためだと予想されます。
安物のそばは、そば粉よりも小麦粉がほとんどなので成分的にはうどんに近いです。
そば本来の低GIや健康効果は少ないかもしれません。
製品に明記してあれば、そば粉の使用割合が1割以下でも「そば」と名乗れるそうです……。1割以下なら、ほぼうどんですね(汗)
ラーメン
ラーメンはメインの食事としてはもちろんのこと、他のご飯類と組み合わせてのサブ的な役割や、おやつにもなります。ジャンクフードとしても楽しめる食べ物です。
1食分のコスト的にはどうなのか見ていきましょう。
カップラーメン
小腹が空いたときにちょうど良いサイズなのがカップラーメンです。すぐ作れて洗い物が出ないので、特に一人暮らしには最高ですよね。
一方でお金に困った時の食べ物というイメージがある方もいるかもしれません。はたして本当に安いのかを明確にしてみます。麺は茹で上がりで2.5倍になると仮定します。
カップヌードル(日清食品)各種
カップヌードルには以下の3種類があります。
- あっさりおいしいカップヌードル 57g(麺50g) 最安価格100円前後
- カップヌードル 78g (麺65g) 最安価格120円前後
- カップヌードル ビッグ 101g (85g) 最安価格170円(?)前後
定番商品ですが、量が約8割の「あっさりおいしいカップヌードル」ができてから、普通のカップヌードルはあまり安売りしなくなりました。安くても120円前後になるでしょうか。対してあっさり~は100円前後から売られています。ビッグはコンビニ以外では置いているのをあまり目にしませんね。
ビッグは店頭で見つからなかったので、ネットで見つけた最安の170円と定義しました。コンビニならもっと高いでしょうか。
多め | 普通 | 少なめ | |
---|---|---|---|
対象 | カップヌードル ビッグ | カップヌードル | あっさりおいしいカップヌードル |
グラム数数(麺) | 85g (茹で上がり212.5g) | 65g (茹で上がり162.5g) | 50g (茹で上がり125g) |
1食あたり | 170円 | 120円 | 100円 |
参考:100g単価=184.61円
参考:100g単価(茹で上がり)=73.84円
※カップヌードル(普通)の麺で計算
身も蓋もないですが、1食あたりの単価は料金そのままです。スープが付いていることを考えても高いですね。
カップヌードルに限った話では無く、カップラーメン自体が高級品だということです。節約には全く向かない贅沢品と言えるでしょう。
袋麺
こちらもカップラーメンと同じく、茹で上がりが2.5倍になるとして計算します。
サッポロラーメン(スナオシ)1袋82g×5 180円
業務スーパーで塩・味噌・醤油の味違いが税込180円で買えるお買い得品です。量は悩みましたが、やはり1個が基準となりそうです。半分に割れば0.5個で食べることも可能ですよ。私もちょっと食べたい時によくやります。
多め | 普通 | 少なめ | |
---|---|---|---|
1食に食べる数 | 2個 | 1個 | 0.5個 |
1食に食べるグラム数数 | 164g (茹で上がり410g) | 82g (茹で上がり205g) | 41個 (茹で上がり102g) |
食べられる食数 | 2.5食 | 5食 | 10食 |
1食あたり | 72円 | 36円 | 18円 |
1個食べるなら36円と、カップラーメンより大分安くなりました。白米の30円に比べれば高くなりますが、スープ付きということを考えると満足感は高いでしょう。
ただ、税込180円で買えるのはかなり安い方で、一般的なスーパーでは税抜き298円なんてこともザラです。そうなると税込321円になるので、約1.8倍。36×1.8=64.8円となります。そうなるとコスパが悪いですね。
チルド生麺
後日追加予定(絶対安く無さそう)。少なくとも、1食分は40円を超えるでしょうね。高いヤツだと、名店とのコラボ商品なら、1食150円を超えるはずです。
ラーメンまとめ
全体的に高級な部類に入ります。インスタントラーメン5食入りが税込200円以下で買える場合のみ、それほど高くないレベルです。普通のスーパーでは高いので、ディスカウントストアで購入したいものですね。
なお、先ほども触れたとおりラーメンは他とは異なりスープ付き。単純に麺のグラム数以上の満足感が得られるメリットはありますね。
パスタ
パスタは個人的には安いイメージがあります。最近では格安な商品もあるようなので期待できそうですね。
パスタはゆであげると2.3倍~2.5倍くらいに重量が変化します。ここでは間をとって2.4倍で計算したいと思います。
なお、パスタは茹で時間がかかるので、水道光熱費が気になる方もいるかもしれません。私もそう思って以前はまれにしか作りませんでしたが、水漬け調理をするようになってからは作るようになりました。ご興味ある方は以下の記事もご参考ください。
乾麺(普通のパスタ)
パスタは基本的におかずと食べるものではないので、1食あたりのグラムは白米よりも多めにしたほうが良いかもしれません。ここでは少なめを80g、普通を100g、多めを120gとしてみました。
業務スーパーのパスタ 500g 94円
多め | 普通 | 少なめ | |
---|---|---|---|
1食に食べる玉数 | 120g (茹で上がり288g) | 100g (茹で上がり240g) | 80g (茹で上がり192g) |
食べられる食数 | 4.16食 | 5食 | 6.25食 |
1食あたり | 22.56円 | 18.8円 | 15円 |
参考:100g単価=12.8円
参考:100g単価(茹で上がり)=7.83円
安いですね!乾麺のうどんやはつかり麺のゆでうどんとほぼ同等です。ただしレトルトのソースをかけると一気にコスパは悪くなることには注意が必要でしょう。
パスタで節約するのであれば、自分で味付けするのがベスト。野菜を炒めてケチャップorコンソメor麺つゆで味付けすればよほどで無い限り美味しくなりますから、料理下手な人でも大丈夫ですよ。
生パスタ
後日追加予定(高そう)
食パン
食パンは1斤340g以上の重量が求められますので、そのまま1斤=340gと定義して計算します。8枚切りだと1切れ42.5g。6枚切りだと56.66g。5枚切りで68gになります。
パンの場合は朝食に軽く食べる場合も多いでしょうし、どれだけ食べるかは人によるところも大きいでしょう。
激安食パン
モーニングスター(ヤマザキ) 78円
いつのまにこんなにも安い食パンが買えるようになったんだと驚きました。しかも大手のヤマザキです。
多め | 普通 | 少なめ | |
---|---|---|---|
1食に食べる量 | 5枚切り2枚 (136g) | 6枚切り2枚 (113.32g) | 8枚切り2枚 (85g) |
食べられる食数 | 2.5食 | 3食 | 4食 |
1食あたり | 31.2円 | 26円 | 19.5円 |
参考:100g単価=22.9円
重量が圧倒的に少ないこともありますが、白米よりも少し安いです。ただ、あまりに安すぎるのでちょっと不安になるレベルですね。
実際、このパンに限った話ではありませんが、イーストフード・乳化剤・マーガリン等の添加物も主食とするには気になります。
それらが気にならなければ朝食だけパン、というのも充分ありでしょう。
普通のパン
超熟(パスコ) 138円
安売りのコスモス薬品では常時138円で販売している超熟。かなり売れている商品のようで、どこのスーパーに行っても大量に見かけます。余分な成分が「バター入りマーガリン」のみで、比較的健康的なブランドとして人気なようです。
マーガリンも無くして欲しいですが……。
多め | 普通 | 少なめ | |
---|---|---|---|
1食に食べる量 | 5枚切り2枚 (136g) | 6枚切り2枚 (113g) | 8枚切り2枚 (85g) |
食べられる食数 | 2.5食 | 3食 | 4食 |
1食あたり | 55.2円 | 46円 | 34.5円 |
参考:100g単価=40.58円
100g単価を見ると、そこそこのお値段がしますね。税込138円で購入してもこの金額です。普通に税抜きで198円とかでも大手スーパーでは売っているので、そう考えるとかなり割高と言えるでしょう。
食パンまとめ
おおよそ普通の量で1食あたり、26円~46円程度。全体的に安価に見えますが、朝食用などライトに食べることが多いからです。
実際他の炭水化物と同じようにお腹いっぱい食べるなら2倍程度のコストを見込む必要があります。そう考えると節約にはあまり向かない主食と言えそうですね。
まとめ
様々な主食の1食分単価を見てみました。とにかく安く……という場合は、うどんかパスタの最安値クラスを買えば、お米よりも安くなるようです。
傾向的には小麦製品が安い印象を受けますが、実際それよりも大事なのは「何を買うか」です。例えば同じうどんでも、安いものとそうでないものとで100g単価が2倍違います。下手をすると3倍近く違うことだってあるでしょう。
加えて栄養価や糖質のも考慮するとまた複雑になってくると思います。健康を害しては医療費もかかりますからね。
個人的には、お米もそれほど高くはないという結論にいたりました。これまで通り玄米~白米(正確には分つき米)をメインに。そして気分によってうどんやパスタにして変化をつけることにしようと思います。
あなたが節約を考える際の参考になれば幸いです。
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