コロナ禍&自粛で宅飲みが増えています。家なら何でも好きなものを好きなだけ飲めるので、お店とは違った楽しみがありますよね。結果、以前よりもお酒を購入する機会も増えているのではないでしょうか。
宅飲みならお酒の値段は安く付きますが、そもそもお酒は種類によって値段が大きく異なります。元となる原料や製法の違い、さらには課税される酒税も違うので差が出るのは当然ですよね。つまりはコスパの良いお酒を選べば節約する余地も大いにあるということになります。
ただでさえ収入減で節約せざるを得ない人も多い現在。お酒ごとのコスパを比較しながら、日頃飲むお酒を見直してみてはいかがでしょうか。
本ページでは現状把握や節約を目的として、様々なお酒コスパを調べましたので参考になれば幸いです。
はじめに
本文を読み進める前にお読みください。
基準は100mlアルコール単価
アルコールのコスパを考慮するには、値段に対しての以下の3つが考えられます。
- 味
- 容量(ml)
- アルコール量(g)
この中から、アルコール量を基準にお酒のコスパを計ることにしました。1度に飲んで満足する指標としては、アルコールの摂取量が大きいと思うからです。
例えば私はビールもウィスキーも好きですが、1度の晩酌で満足する量は全く違います。アルコール度数が低いビールはたくさん飲まないと満足できませんが、ウィスキーなら200ml飲めば大満足。味は好みの差が大きいので比較するのは難しい。
となるとコスパを比較するにはアルコール単価しかない、というわけです。より正確に言えば、1ml単位ではなく100mlあたりのアルコール単価をベースとします。本ページで「アルコール単価」と書いたときは「100mlアルコール単価」のことだと思ってください。
販売価格はAmazonから
2020年10月中旬のAmazon.co.jpにて価格調査しました。その理由は、多くの商品を扱っていること。そして値段も高くもなく激安でもない、良い意味で「ふつう」な値段だからです。
基本的にはAmazonが出品する商品から価格調査していますが、一部商品はマーケットプレイスの商品もあります。これはその都度補足で明記します。
アルコール単価の計算方法
基本的な計算式は以下です。
(ml × 本数) × (アルコール度数 / 100) × 0.8 = A
販売料金 ÷ A × 100 = 100mlアルコール単価
まずは、容量に対する純アルコール量(g)であるAを求めます。0.8を掛けているのは、mlとgの比重の違いです。これをAとします。販売価格をAで割れば1mlあたりのアルコール単価がでます。値が少なすぎて分かりづらいので、お肉などと同じように100ml単価としました。
例えば「1200円で販売しているアルコール度数25度の焼酎1800mlを1本」の場合は、以下の計算となり、100mlアルコール単価:333.33円です。
1200 ÷ ((1800 × 1) × (25 ÷ 100) × 0.8) × 100 = 333.33円
自分の好きなお酒も計算してみたい!という方は、Web上で計算できるツールを作りましたので以下のページをご利用ください。
ランクについて
アルコール単価を500円とか1,000円とか言われても、高いのか安いのか直感的に分かりませんよね。
ですので分かりやすいよう、SSS・SS・S・A・B・C・D・E・Fと、アルコール単価でランクわけしました。SSSがコスパ最高で、Fが最低です。ただ、私なりのコスパ感覚でランキングを付けていますのであくまで参考程度にご覧ください。
最終的なお酒のコスパは人それぞれ
お酒には味や量の違いもあります。それ以外にも細かく言えば、香りや炭酸の有無、刺激、色など様々な違いがあるもの。ひいては人によってコスパの価値観が変わるのは当然です。
とにかく安く酔えれば良いという人。糖質やカロリーにこだわる人。味や香りにこだわりたい人。特定のお酒が苦手な人、逆に好きな人……等など。
アルコール単価を参考にしつつも、最終的なコスパはお酒ごとの”独自ポイント”を足し引きしてお決めください。
例えばビールはアルコール単価が最も高い部類ですが、それでも人気なのはやはり美味しいからでしょうね。
ビール類
便宜上ここでのビール類というのは、発泡酒などのビール風飲料も含めます。それらは酒税や原料が違うので、当然価格帯にも違いがあります。
……がその違いも、お酒全体で見ればそれほど大差ではありません。結論から言えば、ビール類は全体的に高価格な部類と言えるでしょう。酒税の安い第三のビールにしても、アルコール単価は高いほどです。
ノンアルコールビールがあるほどですから、やはり味に人気があるのかもしれませんね。それではさっそく見ていきましょう。
ビール
まずはお酒でもファンが多い正真正銘のビールです。ビールは2020年10月時点では350mlあたり70円も税金がかかっています。人気な分、税金も高いんですね。
たくさん飲む方はケース単位で買うことも多いと思いますので、1ケース(24本入り)の販売価格で有名製品を調べてみました。
名称 | 価格(円) | 容量(ml×本) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
アサヒスーパードライ | 4,698 | 350×24 | 5 | 1,398【F】激高 |
アサヒスーパードライ | 6,267 | 500×24 | 5 | 1,306【F】激高 |
ヱビスビール | 5,092 | 350×24 | 5 | 1,515【F】激高 |
ヱビスビール | 6,710 | 500×24 | 5 | 1,398【F】激高 |
基準としてアサヒスーパードライにしましたが他も大差無い販売価格でした。高価格ビールの代名詞であるヱビスビールは数字で見ても高級品です……が、それはスーパードライも同じこと。
アルコール100mlあたりの単価はどれも最高レベルで、1,000円オーバー。ビールはかなりの贅沢品です。まあ美味しいですから仕方ありませんが……。
ヱビスビールは高級品……と言うイメージでしたが、ビール全てが高級品だったとは。
発泡酒
こちらも1ケース(24本)単位で調べてみました。ビールより酒税が低く、麦芽の量が少ないため(?)か当然少し安いです。そもそも安く売るために作られたので当然ですけどね。
適当に有名製品を調べましたが、他製品の販売価格も似たり寄ったりです。
名称 | 価格(円) | 容量(ml×本) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
キリン淡麗極上<生> | 3,594 | 350×24 | 5 | 1,070【F】激高 |
キリン淡麗極上<生> | 4,800 | 500×24 | 5 | 1,000【F】激高 |
サッポロ 北海道生搾り | 3,930 | 350×24 | 5.5 | 1,063【F】激高 |
サッポロ 北海道生搾り | 5,216 | 500×24 | 5.5 | 988【E】高 |
アルコール単価は確かにビールよりも2割程度安いです。しかし他のお酒も含めた大きな目で見るとまだまだ断然高価な部類と言えるでしょう。
その他の醸造酒(発泡性)/ リキュール(発泡性)
いわゆる第三のビール、新ジャンルビールです。ビール類中最も酒税が低いので、ビールっぽいものを安く飲みたいから選ぶ、という方も多いと思います。確かに個人的にも安い印象はあります。
名称 | 価格(円) | 容量(ml×本) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
キリン のどごし<生> | 2,998 | 350×24 | 5 | 892【E】高 |
キリン のどごし<生> | 4,078 | 500×24 | 5 | 850【E】高 |
新・サントリー 金麦 | 2,987 | 350×24 | 5 | 889【E】高 |
新・サントリー 金麦 | 4,188 | 500×24 | 5 | 873【E】高 |
発泡酒より1割ほどアルコール単価が下がりました。しかしまだアルコール単価が安いとは言えません。発泡酒同様、ビールの廉価版として安物扱いされてきましたが、実際のところ高級品だったわけです。
この事実は私も意外に感じました。きちんと計算してみないと分からないものですね。
このアルコール単価なら、ほどほどに良い本格焼酎や洋酒/リキュールを買えちゃいます。後の方で出てきますので比較してみてください。
缶アルコール飲料(缶酎ハイなど)
特に高アルコール濃度のストロングゼロシリーズが安く酔える&アルコール依存症に注意などと話題になりました。となればアルコール単価コスパも良さそうですがどうでしょうか。
名称 | 価格(円) | 容量(ml×本) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
-196℃ストロングゼロ DRY | 2,799 | 350×24 | 9 | 463【C】普 |
-196℃ ストロングゼロ ダブルレモン | 3,980 | 500×24 | 9 | 461【C】普 |
氷結ZERO シチリア産レモン | 2,907 | 350×24 | 5 | 865【E】高 |
氷結ZERO シチリア産レモン | 3,988 | 500×24 | 5 | 831【E】高 |
結果としては、ストロング系はビールと比べれば1/3のアルコール単価となりました。しかし全体的に見るとたいしたことは無く、アルコール度数は高くてもアルコール単価は並レベルです。
対してストロング系以外は第三のビール並に高めです。缶焼酎の中でならストロング系がコスパが良い、ということだけは間違いなさそうです。
洋酒 / スピリッツ
基本的にデイリー用途には4,000ml入りのものがお得です。しかし4000mlは日本の大手酒造会社が作っている商品です。海外製品は瓶のみなので、お値段&アルコール単価ともに高めの傾向が見られました。
加えて4,000ml商品が多いのはウィスキーなどのメジャーな洋酒/スピリッツのみです。趣味性が強めの洋酒・スピリッツになると味にこだわる人が多くなるためか、720ml~750mlがメインになります。
洋酒 / スピリッツは蒸留酒なので、基本的に糖質がゼロ(ジン・とラム酒は微量に含む)。デイリーなお酒には最適ですね。
ウィスキー
ウィスキーの質はピンキリです。今回は家のみ用ということで、普段買いできるグレードの商品&最もリーズナブルな4,000mlサイズのみで調査しました。
名称 | 価格(円) | 容量(ml) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
甲州韮崎オリジナル | 3,006 | 4,000 | 37 | 254【A】安 |
ブラックニッカ クリア | 3,818 | 4,000 | 37 | 322【B】微安 |
ホワイトホース ファインオールド | 5,206 | 4,000 | 40 | 407【C】普 |
ブラックニッカ リッチブレンド | 6,306 | 4,000 | 40 | 493【C】普 |
サントリー ウイスキー 角瓶 | 7,133 | 4,000 | 40 | 557【D】微高 |
かなりコスパが良いですね。特に酒税がやや低いアルコール37度の方が安い印象です。
特にあまり有名でなさそうな(?)「甲州韮崎オリジナル」の安さが目に付きます。なんとアルコール単価はビールと比べて約1/5.5。
ただし本物のウィスキーとして期待するなら、低価格なものは全くダメ!という人もいるかもしれません。
ウィスキー風の飲み物として飲める方には安いものでも問題無し。個人的にはブラックニッカ クリアは、ハイボールで充分美味しいと思うので、味も含めたコスパは非常に高いと感じました。
ハイボールなど、炭酸で割る場合はそのコストも考えないといけませんね。スーパーなら500mlで60円~90円程度です。
ブランデー
4,000mlの大容量パックはウィスキーと比べると少なくなります。趣味性が高くなってくるので、安いものでも値段は上がります。本ページでは最安値クラスを調べましたが、高価なものは言わずもがなです。
名称 | 価格(円) | 容量(ml) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
サントリー V.O | 1,002 | 640 | 37 | 529【D】微高 |
サントリー V.O | 5,398 | 4,000 | 37 | 456【C】普 |
ニッカ ドンピエール V.S.O | 2,036 | 640 | 37 | 1,075【F】激高 |
ニッカ ドンピエール V.S.O | 7,056 | 4,000 | 37 | 596【D】微高 |
ウォッカ
4000mlの大容量パックはほとんどありません。スピリタスもウォッカに分類されますので、高アルコール度数はコスパが良いのか比較してみました。
名称 | 価格(円) | 容量(ml) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
キリン ウォッカ50(※1) | 5,900 | 4,000 | 50 | 369【B】微安 |
ウィルキンソン ウオッカ 40度 | 932 | 720 | 40 | 405【C】普 |
スミノフ ウォッカ ブルー | 1,280 | 750 | 50 | 427【C】普 |
スピリタス | 2,073 | 500 | 96 | 540【D】微高 |
結果、並かちょい安いくらいといったところでしょうか。スピリタスも容量が少ないためか安くありませんでした。というかアルコール50度でも耐えられるペットボトルってすごいですね。
ジン
大容量パックがさらに減ってきます。加えてジンは、ボタニカルを使用するなど素材や手間もかかるためか(?)アルコール単価はやや上がります。海外製の本格的なものは結構お値段もします。
名称 | 価格(円) | 容量(ml) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
サントリー ビーフィーター ジン40度 | 1,109 | 700 | 40 | 495【C】普 |
サントリー ビーフィーター ジン47度 | 1,270 | 750 | 47 | 450【C】普 |
ウィルキンソン ジン 47.5度 | 1,067 | 720 | 47.5 | 390【C】普 |
ウィルキンソン ジン 37度 | 2,170 | 1,800 | 37 | 407【C】普 |
ラム酒
大容量ペットボトルは無く、720ml~750ml前後の容量となります。そのためどうしても洋酒・スピリッツの中ではアルコール単価は高くなってしまいます。まあ、こういったお酒は瓶が合いますよね。
名称 | 価格(円) | 容量(ml) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
サントリー ラム ゴールド | 1,056 | 720 | 40 | 458【C】普 |
バカルディ スペリオール | 1,361 | 750 | 40 | 567【D】微高 |
テキーラ
こちらもラム酒同様瓶の720ml~750mlです。趣味・嗜好性が高まるためか、洋酒・スピリッツの中で最もアルコール単価が高い結果となりました。それでも第三のビールよりは安いのは面白いところです。ビール類、どんだけという感じです。
名称 | 価格(円) | 容量(ml) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
サントリー サウザ シルバー | 1,760 | 750 | 40 | 733【E】高 |
カミノ・レアル ゴールド | 1,539 | 750 | 40 | 641【E】高 |
焼酎
焼酎は昔から庶民的なお酒として親しまれてきました。特に甲類焼酎は値段が安く、4,000mlボトルがスーパーでもよく見かけるので期待大です。
こちらも蒸留酒なので基本的に糖質0なことも、毎日飲むお酒としてはポイントが高いですね。お腹が出てきたお父さんは日本酒から焼酎に買えるだけで、お酒代も節約できると同時に体重も減らせるかもしれません。
乙類焼酎
麦焼酎・芋焼酎を代表とする、いわゆる本格焼酎です。他にも米・黒糖・そば・栗・ジャガイモ・トウモロコシなどいろいろあるそうです。……が、本格と言うだけあり焼酎の中では値段はお高め。加えてこれを飲む層は味にこだわりがある方が多いからか、4,000ml大容量パッケージは少なくなります。
名称 | 価格(円) | 容量(ml) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
博多の華 | 2,238 | 2,700 | 25 | 414【C】普 |
古の扉 | 3,339 | 4,000 | 25 | 417【C】普 |
いいちこ 25度 | 1,436 | 1,800 | 25 | 399【C】普 |
チューパック白霧島 25度 | 1,618 | 1,800 | 25 | 449【C】普 |
ビールや日本酒と比べれば断然安いのですが、全体としては普通に高くもなく安くもなく、と言ったところでしょうか。逆に言えば、この値段で本格的なお酒が飲めるというのはありがたいものです。
私もいいちこや黒霧島は長年愛飲してきています。安価な甲類焼酎と異なり、割り材が水やお湯でも美味しいので、その点では経済的です。
甲類焼酎
安さで言えば、乙類焼酎よりも断然甲類焼酎です。安く飲みたいニーズが高いようで、4000mlの品揃えは非常に豊富。しかも好きな飲み物で割れるので、高コスパ&好みの味でお酒を楽しめます。
名称 | 価格(円) | 容量(ml) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
キッコーミヤ焼酎好きやねん | 2,942 | 4,000 | 25 | 368【B】微安 |
極上 宝焼酎 エコペット | 2,333 | 4,000 | 25 | 292【A】安 |
東亜酒造 甲類焼酎 スーパーセイカ ペット | 1,987 | 4,000 | 25 | 248【S】激安 |
焼酎博士 | 2,277 | 4,000 | 25 | 285【A】安 |
キッコーミヤ焼酎好きやねんは、あの有名なキンミヤ焼酎と中身は同じなようなので、好きな人はすごく好きだと思います。甲類焼酎の中ではお高めですが、そもそも全体的なコスパは良いです(ホッピーで割ったら安くないかもですが)。
総じてアルコール単価が低い中、スーパーセイカは本ページ中でも最安値クラスの製品です。コロナ過で収入が減ってとにかく節約したい、という方にはお勧めですね。
安いものはアルコール臭がすると言われますが、原材料の個性(香り)が抑えられているだけだと思うので、割ってしまえば問題無いと考えます。
ただしこれらは総じてデザインがちょっと(汗)。人を呼んだときに見られたら飲んべえだと思われてはずかしいのがデメリットです。
ホワイトリカー
ホワイトリカーも甲類焼酎ですが、性質が違うので分けました。果実酒作りに使われることがほとんどと思いますが、焼酎ですから普通に飲めます。その性質上、味に癖が無く、何にでも合わせられるタイプです。
名称 | 価格(円) | 容量(ml) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
果実酒の季節 エコペット | 3,445 | 4,000 | 35 | 308【B】微安 |
サントリー ホワイトリカー | 1,640 | 1,800 | 35 | 325【B】微安 |
ねこ印 ホワイトリカー(※1) | 6,996 | 10,800 | 35 | 231【S】激安 |
アルコール度数が高いので甲類焼酎よりもさらに高コスパなのかな……と思いましたが大差ありませんでした。※1の製品のみ1,800ml×6本入り(計10,800ml)だったためか、圧倒的なコスパです(送料も無料)。
普通にジュースや柑橘などで味を足せばいけそうかなと、私も一度購入してみようと目論んでいます。
泡盛
厳密には乙類焼酎ですが、一般的な焼酎とは異なるイメージがあるので別枠にしました。結果的には乙類焼酎と同じくらいです。
名称 | 価格(円) | 容量(ml) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
久米島の久米仙 パック | 1,711 | 1,800 | 30 | 396【C】普 |
久米仙酒造 久米仙 泡盛ペット | 3,849 | 4,000 | 25 | 481【C】普 |
ワイン
ワインはピンキリで上を見れば切りがありません。本ページの趣旨であるデイリー用途の安い価格帯のワインを中心に調べてみました。
激安ワイン
とにかく安く飲みたい・毎日飲みたい人向けのコンセプトであろうことが一目瞭然。そんな分かりやすく激安なタイプから調べてみました。
名称 | 価格(円) | 容量(ml) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
王様の涙 | 415 | 750 | 13 | 532【D】微高 |
おいしい酸化防止剤無添加赤ワイン ペットボトル | 989 | 1,500 | 11 | 747【E】高 |
SOLIMO エル ボニート バッグインボックス | 1,877 | 3,000 | 13 | 602【E】高 |
スパークジョイ 白 バッグインボックス | 1,718 | 3,000 | 13 | 551【D】微高 |
意外にも750mlの瓶入りが僅差で最安でしたが、それでも高めという結果になりました。ただ、ワインは安いものには飲むのがつらいほどマズイものがあります。加えて嗜好性も人によって分かれるタイプです。
ワインはどのみち安くはないのですから、それでも飲むなら好みの中から安価なものを選ぶのが良いのではないでしょうか。
格安ワインなら最近よくスーパーで見かけるアルカパやサンタが好きです。チリワインは比較的安くて美味しい!スペインもいいですね。
1,000円前後ワイン
多くの世帯では、特別ワイン好きなどで無い限り、日頃飲むワインは1,000円前後~くらいが多いのではないかと想像します。実際、スーパーの売り場で見るワインの多くはそのくらいですしね。私が以前よく飲んでいた安うまワインも、どのくらいのコスパだったのか参考までに調べてみました。
※ヴィンテージ違いでアルコール度数が変わる可能性もあります。
名称 | 価格(円) | 容量(ml) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン | 841 | 750 | 13 | 1,078【F】激高 |
コノスル オーガニック | 1,068 | 750 | 13.5 | 1,319【F】激高 |
モンテス クラシック・シリーズ カベルネソーヴィニヨン | 1,650 | 750 | 14.5 | 1,897【F】激高 |
フレシネ コルドン・ネグロ | 999 | 750 | 12 | 1,388【F】激高 |
1000円前後のワインだと、ビール並みにアルコール単価は高くなることが分かりました。これらは美味しいんですけど、毎日だとお財布に厳しいですね。節約したい方は、週末のお楽しみにするなど考慮すると良いかもしれません。
この価格帯ならコノスル最強!と思っています。一時期はまって毎日飲んでました。
日本酒
昔から親しまれてきた日本酒。庶民的なお酒なので、普及価格帯は安価なイメージがあります。特にワンカップ酒や添加物入りの合成酒なんてのは安そうだと思いましたがどうでしょうか。
低価格な瓶の日本酒
紙パックとは違い、安ものでも最低限のクオリティがあるのが瓶の日本酒です……と思ったら中には糖類などが添加されている商品もあるのを今回調べていて初めて知りました。ここではそういった添加が無く、なおかつ低価格な商品を選びました。
名称 | 価格(円) | 容量(ml) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
中埜酒造 上撰 國盛 | 1,279 | 1,800 | 15 | 592【D】微高 |
大関 銀冠 | 1,361 | 1,800 | 14.8 | 639【E】高 |
大関 上撰ワンカップ エキストラゴールド | 242 | 200 | 14.8 | 1,022【F】激高 |
越後桜酒造 純米酒 | 1,496 | 1,800 | 15.5 | 670【E】高 |
かなり安い日本酒を選びましたが、激安ワインとそう変わらないくらいのアルコール単価ですね。一升瓶の価格なので、720mlの瓶だともう少し高くなるでしょう。
なお、安酒の代名詞だと思っていたワンカップ酒も調べてみましたが、非常にアルコール単価が高いのは意外でした。もっと安いワンカップ酒もあるのでしょうが、Amazonでは手頃なものは見つかりませんでした。
紙パック日本酒(純米酒レベル)
紙パックの日本酒はレベルが落ちる印象ですが、その中でも添加物などが使われていない純米酒レベルの日本酒はどうだろうか……と思い調べました。
名称 | 価格(円) | 容量(ml) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
沢の鶴 米だけの酒 生貯蔵パック | 1,280 | 1,800 | 14.5 | 613【E】高 |
沢の鶴 米だけの酒 | 1,302 | 1,800 | 15 | 603【E】高 |
日本盛 お米だけの酒辛口パック | 1,061 | 2,000 | 13 | 510【D】微高 |
うーん、アルコール単価は以外と変わりませんね。まあ一升瓶よりは軽いのでゴミ出しには便利かもしれませんが。いずれにしてもアルコール単価はややお高めです。
低価格紙パック日本酒(普通酒/合成酒レベル)
糖類や酸味料・調味料が入っている格安ものです。若かりし頃飲んでましたが悪酔いするような気がします(根拠なし)。このクラスであれば安くあって欲しいことを望んでしまいますね。
名称 | 価格(円) | 容量(ml) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
東亜酒造 風雪 鬼ころし辛口 パック | 771 | 2,000 | 14 | 344【B】微安 |
キング醸造 合成清酒 華観月 | 715 | 1,800 | 13 | 382【C】普 |
たしかに安いです。……が、それでも他のお酒と比べれば、アルコール単価は普通かちょっと安いか程度。それほど安い飲み物ではありません。
添加物入り&糖質・カロリーが高いことを考慮すると、飲み手を選ぶお酒でしょうね。日本酒風の味が好きだけど、とにかく安ければ良いという方向きです。
その他のお酒類
その他、知名度のあるお酒をピックアップしてみました。
紹興酒
意外にもサントリーが出している安価なものが、大容量パッケージよりも安かったです(大容量のはかめ入りの本格派)。料理にも使えるので我が家も常備していますが、アルコール単価は日本酒と同じ程度と、高めです。
名称 | 価格(円) | 容量(ml) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
サントリー 紹興酒 会稽山陳三年 | 499 | 600 | 17 | 612【E】高 |
サントリー 紹興酒 曲渓 | 491 | 600 | 17 | 602【E】高 |
マッコリ
私は飲まないので詳しくないのですが、低アルコールで価格もそれなりなので、ビール以上のアルコール単価となってしまうようです。
名称 | 価格(円) | 容量(ml) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
JINRO マッコリピーチ | 550 | 750 | 4 | 2,292【G】超激高 |
ウリスル 黒豆マッコリ | 1,359 | 1,000 | 6 | 2,831【G】超激高 |
おまけ:食品添加物アルコール製剤
食品添加物のアルコール製剤は口に入っても問題無し。つまり極論を言えば飲めるのでは!?と思い参考として出してみました。以下のページでまとめている様な製品です。
その中でも、添加物が少ない製品に絞って参考までに調べてみました。でも飲用に作られているわけではないので飲んではいけませんよ!
※15kg製品は17L計算にしていますが、実際は多少の誤差があります。
名称 | 価格(円) | 容量(ml) | ALC.(%) | アルコール単価/100ml(円) |
ドーバー パストリーゼ77 | 9,288 | 17,200 | 77 | 88【SSS】神 |
アルピースMN-67 | 7,954 | 17,000 | 67 | 87【SSS】神 |
ユービコール75 | 5,280 | 17,000 | 75 | 52【SSS】神 |
安すぎです!特にアルピースとユービコールは乳酸ナトリウムが0.025%~0.03%入っているだけで、あとは精製水とエタノール(アルコール)だけ……ゴクリ(゚A゚;)。
大事なことなので二回書きますが、飲用ではないので飲んではいけません。
まとめ
100mlあたりのアルコール単価の一覧表をまとめます。価格は多少丸めたおおよその価格です。
- ビール類
- ビール:1,300~1,500円
- 発泡酒:1,000円~1,100円
- 第三のビール:900円前後
- 缶酎ハイ:460円~800円前後(安いのはストロング系)
- 洋酒・スピリッツ
- ウィスキー:250円~600円
- ブランデー:500円~1,000円
- ウォッカ:350円~550円
- ジン:400円~500円
- ラム:450円~550円
- テキーラ:700円前後
- 焼酎
- 乙類焼酎:400円前後
- 甲類焼酎:250円~350円
- ホワイトリカー:230円~330円
- 泡盛:400円~500円
- ワイン
- 激安ワイン:500円~700円
- 1,000円前後ワイン:1,000円~1,500円
- 日本酒
- 低価格な瓶の日本酒500円~700円
- 紙パック日本酒:500円~600円
- 低価格紙パック日本酒:350円前後
- その他
- 紹興酒:600円前後
- マッコリ:2,500円前後
- 食品添加物アルコール製剤:50円~90円前後
代表的なお酒を大雑把に並べると、以下のような感じでしょうか。
ビール>発泡酒>第三のビール>ワイン・日本酒・缶酎ハイ(ストロング系はもう少し安い)>焼酎・洋酒/リキュール
結論としては、ビール類・マッコリはお高めですね。ワイン・日本酒も、格安なもの以外は高くなってきます。
対して割安なのは、焼酎や洋酒/リキュール類。これらを楽天市場などで探せば、さらに安く、アルコール単価200円近くで変えることもめずらしくありません。私もそんな価格帯のウィスキーを愛飲していますが、それはまた別の機会に書きたいと思います。
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