消毒液は“口に入っても安全”を優先したい!コロナ禍で買えないパストリーゼ77の代用品を探した件

パストリーゼが 買えないから 代用品を探した 新型コロナウィルス
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ご存じの通り、コロナ禍で消毒・除菌液が凄まじく売れています。3~4月ごろは全く買えなかったように記憶していますが、それでもやっと最近になって普通に買えるようになりました。本当に助かっている方も多いことでしょう。

しかしながら私はまだ、コロナ禍に入って一切消毒・除菌類の類いを買っていません。というのも欲しいものがまだ買えないから。私は消毒・除菌類にこだわりがあり「口に入っても安全な物が良い」という考えからパストリーゼ77という製品を使ってきました。

しかしそれがコロナ禍で買えなくなり、他の消毒液が手に入るようになった7月になってもまだ売り切れのまま。手元の備蓄も残りわずかです。そんな中、残念なことにコロナが過去最高の新規感染者数に……。まだまだ買えそうもありません。

そのため、同類製品以外も含めた代用品を徹底的に調べました。結果的に満足いく商品が見つかりましたが、そう思い至るまでにどのような道をたどったのかについてご紹介したいと思います。

私が口に入っても安心なアルコールが良いと思う理由

そもそも論ですが、消毒液は口に入っても問題無いもの&アルコールが良いという私のこだわりは、はたして意味があることなのかどうか。今回私が代用品を探すにあたり、改めてその理由を明確にしてみました。

アルコール自体に汎用性が高い

そもそもアルコールは、汎用性が高く使いやすいということがまずあります。厚生労働省によると、新型コロナウィルスを消毒・除菌する方法には以下の方法が有効とされています。

  • 石鹸+水による洗浄
  • 熱水(つまるところ熱湯)
  • アルコール消毒液
  • 次亜塩素酸ナトリウム水溶液(ハイター等を薄めたもの)
  • 界面活性剤(洗剤)
  • 次亜塩素酸水

結構たくさんありますね。逆に言えば、こんなに多くの選択肢で新型コロナウィルスを無害化・対策することが可能です。しかし実際には適材適所というものがあります。

手指であれば、石鹸+水で洗い流せますが、熱湯はやけどします(ToT)。食品にハイター(次亜塩素酸ナトリウム水溶液)もなんだかイヤ。ドアノブに洗剤も普通は使いません。

アルコールが主成分の消毒・除菌剤であれば、比較的どこにでもシュッとできるので使いやすいです。

アルコールも、本来手や指に使うことが想定されていない製品もあり、手荒れなどの原因にもなることはあります。また、物によってはシミになることもありますので、その点注意が必要です。

臭い・触感

漂白剤の独特の塩素っぽいにおいってありますよね。私はあまり好きではありません。アルコールも揮発する際に生じる臭いはありますが、すぐに消失しますのであまり気にならないという理由もあります。もちろんお酒に弱い人は注意が必要かもしれませんが。

まこと
まこと

お酒好きなので気にならないということもあります。

同様に、付着した液もすぐに蒸発してなくなりますので、非常にさらっとしていてあとが残らない。ジェルなどはヌルヌルしてしばらく残ることもあるので、この点もアルコールのメリットと言えるでしょう。

安心・安全性の観点

これまでの理論だけで考えれば、アルコールならメタノール(メチルアルコール)でも良いことになってしまいます。しかし一般的にはそうは思いませんよね。メタノールには強い毒性があるからです。

ならばエタノールなら何でも良いのか、と言えばまだ100%安心とは言えません。エタノール消毒液には酒税回避対策のためイソプロパノールなどのその他成分が配合されている場合もあります。それらはメタノールほどではなくとも、口に入れるのは好ましくないこともあるからです。

口に入っても問題の無い製品が一番安心できるように思います。

我が家の場合は猫がいるから

我が家には猫が1匹います。とても可愛いですし、心のよりどころです。ちなみに猫はほんのちょっとの玉葱やチョコレートで中毒を起こします。

そもそも猫は人間の体重の1/20しかありません。そのためわずかな量でも有害物質を取り込んだときの影響が大きいのではないでしょうか。子猫であればなおさらです。

そして猫というのはそこら中でゴロゴロ・スリスリしますし、鼻を押し付けます。人間の手も時になめます。こちらも家の中のものをいろいろ触った手で猫をさわります。猫はしょっちゅう毛繕いをしますから、間接的にでも猫が消毒・殺菌液をなめたらたらイヤだなぁと思うんですよね。

お父さん
お父さん

きにしすぎ

自分でも分かってます。分かってはいるんですけど、同じく消毒・除菌するのであれば、口に入っても問題無い方が良いなーと感じるのです。猫を赤ちゃんと置き換えていただければ、人によっては分かっていただけるかもしれませんね。

まこと
まこと

猫が粗相した時等にも使えるので動物との相性も良しなのです。揮発するので猫がいない時に使う注意は必要ですが。

私が愛用するのはドーバー パストリーゼ77

ドーバーパストリーゼ77
いつも愛用しているドーバーパストリーゼ77

そんな私がコロナ禍よりずっと前から消毒・除菌目的で使っていたのが、ドーバー パストリーゼ77という製品です。これは私の要望を完全に満たすアイテムでした。

ドーバー パストリーゼ77の特徴

  • アルコール77%と高い殺菌・除菌力
  • 醸造アルコール・純水使用による安全性の高さ
  • 万一、口に入ってもOK
  • プロのパティシエや飲食店も愛用
  • 値段もそこそこ手頃

要は安全性が高いというわけです。そしてプロが実際に使っているということは、その信頼性の高さも伺えます。なので、もう5年くらいドーバー パストリーゼ77を使っていました。

パストリーゼ77が全く買えない!

コロナ禍の収束も見えないまま、そろそろパストリーゼ77の備蓄も残りわずか……。なのでここ2ヶ月くらい前から、ネットで買えそうなところで、定期的に在庫ウォッチしていました。しかし……

まこと
まこと

結果、全く買えませんでした!

どこにも常識的な価格で売ってません。大抵は2倍以上程度の値段で販売されており、それでもすぐに売り切れてしまうようです。

楽天市場などの時間指定されたタイムセールでちらほら「買えるかも!」と淡い期待を持つのですが、あっという間に売り切れる。おそらく自動購入ツールなどを使って買っている人もいるのでしょう。

定期的に販売しているというドーバー酒造の公式サイトもずっと在庫無し。

どうやらコロナ禍のため、テレビで紹介されることもあり(なんでも空ボトルも耐久性が高く人気だとのこと)、知名度が上がってしまったようです。

法外な値段ならあるけれど……

言い方を変えると、とても非常識な価格であれば買える場合もありました。でも、以前1000円で買えた物が1万とかはさすがに買う気になりません。転売ヤーなのか、銭ゲバなのかはわかりませんが、信用を無くす販売方法です。

悪質な販売店は、定価の3倍~5倍は当たり前。あり得ないくらいの価格で販売しているぼったくり店も多いです。そんな店で買うのはぼったくりを助長するようなものなので買いたくありませんでした。

パストリーゼ77の代用品を探す旅へ

仕方がないのでパストリーゼ77の在庫がぎりぎりになるまで探していたのですが、結局無理そう。ということで代用品を探すことにしました。

代替品の条件

そこで私が考えた代替品の条件を明確にしてみました。

  • 口に入れてもOKなもの
  • 国産(国内製造)であること
  • 信頼(信用)できる業者が販売していること
  • アルコール度数70%以上なこと
  • 値段はパストリーゼ77の1.5倍くらいまで
  • 定価以上に販売されていないこと

酒造メーカーのアルコール77が良さそう……でも高い!

ここ最近、酒造メーカーが社会貢献としてアルコール度数60%~77%の消毒液を作る動きが見られました。酒造メーカーが作っているのはパストリーゼと同じ。期待できそうです。

その多くは酒税を避けるために「飲用不可」としています。……が、添加物が入っていないアルコールであれば、口に入っても問題無いと考えるのが自然です。というか極論を言えば飲めそうです。(酒税を免除されているものは駄目ですが)

ただし唯一残念なのがその値段です。瓶入りが多く、300ml~720mlがほとんどで量も少ない。それでも1000円強なのでコスパは良くありません。

食品添加物のエタノールという選択肢

ここでふとパストリーゼ77のような有名な製品には、必ず類似製品が存在するはずと思いました。何で調べたら良いのかわかりませんでしたが、パストリーゼ77の裏を見たら答えが。

ラベル
食品添加物 第4類アルコール類・エタノール製剤と表記されている

それは「食品添加物」というキーワードです。

実はパストリーゼ77は、分類上は食品添加物という扱いだったのです。そうと分かれば話が早い。「食品添加物 アルコール」で調べると類似品が出てきました。

よくよく見るとアルコール以外の成分が入っている(当然)のですが、それはパストリーゼ77も同じこと。というかグリセリン脂肪酸エステルとか、ショ糖とかいろいろ入っているのを知りませんでした(汗)。

でも、食品添加物ですから口に入っても問題が無い。むしろ「酒精」として食品に混ぜ込んで使う用途も可能とのこと。安ければなかなか良さそうです。

私が出した2つの候補

というわけで、何時間もかけてリサーチした結果、以下の2つの候補が見つかりました。

  1. 東美濃 手指消毒用高濃度アルコール77% 300ml(中島醸造)
  2. メイオールNEO(三菱商事ライフサイエンス)

東美濃 手指消毒用高濃度アルコール77% 300ml

中島醸造さんが新型コロナ問題で作ってくださったアルコール消毒液です。

  • 77%という消毒に最適なアルコール度数
  • 添加物無しのアルコール
  • 醸造(酒造)会社による国内製造
  • 創業1702年という信頼度
  • 酒造会社のアルコール77度前後では最安値の価格帯

中でも酒造会社系の消毒液中では最安値(執筆時)というのが重要で、300mlで495円(税込)の送料500円です。

私はパストリーゼ1L(定価1382円)をいつも買っていましたが、本商品は1Lあたり1650円と充分お得な価格です。混じりっけ無しのアルコールで、他社の商品と比べても圧倒的安さなので充分パストリーゼの代用品となり得ると思います。

おそらく直営ショップなためか、もしくは社会貢献として、安価にしているのでしょう。

メイオールNEO

メイオールNEOは、三菱商事ライフサイエンスが販売する、パストリーゼと同じ食品添加物扱いです。私は聞いたことも無いブランドだったのですが、成分を見るとほとんどパストリーゼと同じ。アルコール度数が75%であることと、添加物がちょこっと違うだけです。

信用できるのかなー、三菱系だから大丈夫かなー、などと思ってググっていると、丸冨士さんというパン屋やお菓子屋のサポートをされている会社のブログで説明されていました。主に業務用としてパストリーゼと並び国内製造で大手だとのこと。

75%アルコールと補助成分の相乗効果で、高い除菌効果を発揮します。和洋菓子および食品工場の衛生管理に長年使われているロングセラー商品です。

出典:丸冨士さんのWebサイト

プロが言うなら安心できるというものです。それに三菱ですしね。

気になるお値段は、本来は業務用のため単位が大きく、15Lで9,720円 (税込)です。1Lあたり648円と、めちゃくちゃ安いです。

アルコール度数75%と少し落ちますが大差無いでしょうし、アルコールだけと違って添加物のおかげで殺菌力を高めているようです。

結果買ったもの

結果、以下を理由にして、メイオールNEOを購入しました。

  • 圧倒的な安さ
  • パストリーゼとほぼ同等
  • コロナはまだまだ長引きそうなので大容量がありがたい

まだ届いていないので、届いたら詳細を追記したいと思います。(パストリーゼとの厳密な成分の違いなど)

メイオールをなぜ今まで知らなかったのか

結果パストリーゼと同じ食品添加物のエタノールを購入しましたが、ふと疑問に思うことが1つ。

パストリーゼ77は、業務用のみならず個人にも元々人気があるようでした。しかしなぜ同等なのにパストリーゼばかり人気があるのか。私もメイオールって聞いたことありませんでしたし。

結論から言えばこれがブランディングなんでしょうね。大きいのはパッケージデザインもあると思うんです。パストリーゼ77は置いといて絵になりますもの。パティシエ(製菓)さんなどオシャレな業界で御用達なのは分かるような気がします。

対してメイオールはほんと業務用って感じの見た目ですので。

まとめ

コロナ禍では消毒がとても重要です。その消毒を何で行うかはさして気にしない人もいると思いますが、私のようにこだわりがある人もいるでしょう。私と同じような考えを持つ方に、本記事が参考になれば幸いです。

実はこれを書いている現在、パストリーゼ公式サイトで一斗缶を販売しているのを見つけてしまい、悔しい思いをしたことは秘密です(すぐ売り切れましたが)。

まこと
まこと

消毒できれば別に何でもいいよ!という方はもちろんお好きなものを使って良いと思います。

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