アパート・マンションでのタバコ問題について真っ向から考えてみた。喫煙者・被害者の心情と解決方法等の「基本のキ」

ベランダでタバコを吸う女性イメージタバコ

あなたはタバコを吸いますか?私はこれを書いている現在アラフォーですが、20代半ばまでは吸っていました。今では完全に止めましたが、おかげで喫煙者の気持ちも、非喫煙者の気持ちもよく分かります。

昨今はアパート・マンションでのタバコ問題がWeb上の話題に上がることが多いです。コロナ禍によるステイホームのため、余計にトラブル情報が浮き彫りになっているのでしょう。

実際私も長い一人暮らし生活の中で、他人からのタバコ被害は幾度となく体験済み。それくらいごく身近な問題と思います。本ページでは、そんなアパート・マンションでのタバコ問題の根本的な部分について考えてみました。

読者対象として、

  • 煙と臭いの被害に遭っている被害者の方
  • クレームを受けた喫煙者の方

の、双方の参考にしていただければ幸いです。なお、被害者側・喫煙者側それぞれの立場で考える個別の記事も、ゆくゆくは書いていきたいと考えています。

タバコが問題になるシーン

まずはタバコがどのような問題を引き起こしているのか、具体的なシーンからみていきます。

駐車場・廊下やエントランスなど共用部分での喫煙

共用部分、つまりはアパート・マンション内の“みんなのエリア”での喫煙です。例えば以下は、共用部分でタバコが吸われやすい場所です。

  • 駐車場
  • 階段・廊下(通路)
  • エントランス近辺
  • ベランダ・バルコニー・専用庭
わかば
わかば

ベランダ・バルコニー・専用庭に関しても共用部分!?

まこと
まこと

ピンとこないかもしれませんが、専用使用権を与えられた共用部分という扱いになります。

これらの場所で喫煙をすると、その周辺に煙と臭いが充満します。無風ならしばらくその場に残りますし、風があればその方向に煙と臭いが移動します。公共施設は軒並み禁煙になっている昨今、漂う煙を不快に感じる人がいるのは言うまでもありません。

加えて問題になるのは、携帯灰皿を持たない場合の灰や吸い殻です。灰をそのまま落とすことや、吸い終わった後のポイ捨てが迷惑行為となります。

タバコは毎日のことなので、同じ箇所に何本も同じ銘柄が捨てられているのもよくあること。迷惑行為どころか本来は犯罪行為(廃棄物処理法や軽犯罪法など)になります。

ベランダ・バルコニー・専用庭での喫煙

先ほども触れたとおりベランダ・バルコニー・専用庭は共用部分。ですがこれらでの喫煙は特に問題になりがちなので補足します。

そもそも専用使用権を与えられているため、共用部分という認識が沸きにくいからでしょう。自分だけが利用できる権利を有している場所=家の中と同じだと考え、タバコを吸って良いと考えてしまう気持ちも分からなくはありません。しかし多くのアパート・マンションでは、共用部分での火気は禁止されています。

ベランダ・バルコニー・専用庭は、当然他人のそれらとも近いもの。タバコを吸えば上下左右、ちょっとした風向き次第で煙・臭い・灰は他人の領域にも流れていきます。

洗濯物を干している人がいれば臭いをつけますし、灰で汚すかもしれません。窓を開けている人がいれば煙が室内へ入りこむかもしれません。窓を閉めていても給気口から煙が入り込むことだってあります。

特に2003年7月1日施行の建築基準法の改正で、シックハウス対策として24時間換気がついている建物が増えました。この場合、強制的に外気を取り込む構造ですので、ベランダ側の給気口から煙が入りやすくなっています。

中でも本当に困るのが、タバコの吸い殻を上階からポイ捨てするような極悪人がいることです。私も経験があるのですが、上階の誰が落としているのか容易には分かりません。管理会社にできるのも、注意を案内板に挙げることくらいでした。

まこと
まこと

ごくごく一部の人だけだと思うのですが、本当に困ります。

換気扇の下での喫煙

専有部分である部屋の中であれば、自分がお金を出して借り上げている自由な場所です。そのため、以下のような方もいらっしゃるのではないでしょうか。

お父さん
お父さん

部屋をヤニで汚したくないし、妻に臭いを怒られるから換気扇の下でたばこを吸っているよ!

不要な物(煙)は強制換気で部屋の外に出す、という気持ちは分かります。しかしベランダ喫煙ほど知られていないかもしれませんが、換気扇下の喫煙が周囲に迷惑をかけていることもあるのです。

というのも、換気扇にはかならず出口があるから。……考えてみれば当然ですよね。

例えば

  • アパート・マンションの排気口の設計が良くない
  • 自室の窓の付近に隣家の排気口がある

などで、タバコを吸われる度に通路やベランダ、窓前が臭うケースもあります。

後者に関してはアパート・マンション内の喫煙者ではないかもしれませんが、タバコだけでなくあらゆる臭いが漂ってきます。私も経験があり、窓を開けていると、魚焼いてるなーとか、ニンニク炒めてるなーとか分かるので都度窓を閉めていました(汗)

でも、排気口の設計が悪いのは自分のせいではありません。それに東京などの住宅密集地では隣家は近いのも当然。心情的には仕方がないところもありますが、実際に毎日・頻繁だと悩む方もいるのが現実でしょう。

まこと
まこと

同様に、キッチン(換気扇下)で豚骨スープ作りや燻製を頻繁にしていたらクレームになることだってあります。臭いの強さ・頻度・嗜好品かどうかでも受取り側の感じ方は違うのでしょう。

敷地の近くの特定場所での喫煙

アパート・マンションの敷地からわずかに出た場所での喫煙問題もあります。

個人的な例で言えば、エントランスから数メートルくらい離れた路上でしょっちゅうタバコを吸っている住人がいました。駅やスーパーに行くにはそこを通らないといけないのですが、細い道なのでタバコの煙を浴びながら通行することになります。

ルーティンになっているのか、毎回同じ場所で吸ってるんですね。おそらく室内は禁煙にしているのでしょう。

これについては、アパート・マンションの敷地外であればそれらの規則で縛ることができません。条例などで路上喫煙禁止エリアであれば明確にNGですが、そうでなければ喫煙自体はOKということ。単に個人のマナーの問題です。もちろんポイ捨てするようなら犯罪になりますけどね。

ただし本件に関してはアパート・マンションの外の問題になってしまうため、本ページでは考えないことにします。

タバコ被害を訴える側の具体的な被害や心情

タバコを吸う側には、なぜそれが大きな被害として感じるのかよく分からない、という方もいるかもしれません。これに関してはタバコを止めないと分からないものだと心底思います。

そんな喫煙者の方のために、被害を訴える側視点からの問題点や心情などを、分かりやすく解説したいと思います。

まこと
まこと

非喫煙者の方にはご存じのことばかりだと思いますので、次項に進んでくださって結構です。

臭い問題

まず分かりやすいのが臭いです。その前提として最初に認識していただきたいのは、臭いの感じ方は人それぞれだということ。特に煙に慣れている喫煙者と、そうでない非喫煙者とでは非常に大きな隔たりがあります。

愛煙家の方には慣れてしまって理解しづらいかもしれませんが、タバコの煙って本来ものすごく強い臭いなんですよ。

喫煙者でも、他人の副流煙を直接浴びれば目にしみることがある……と言えば分かるでしょうか。副流煙はフィルター越しの煙より強いですので。

実は私も吸っていたころは特に臭いとは思いませんでした。吸うときは良い香りとさえ感じていたくらいです。止めてから気づいたのが、タバコを吸う人特有の臭い。吸わない人にはこんなにも臭っていたのか!と驚くほどです。

普通に会話をしたり、エレベーターや電車で隣りあったりしただけで「この人は喫煙者だな」と分かるのは非喫煙者にはよくあること。服や身体に染みついている臭いのみならず、肺に残る呼気等でも分かることがあります。

まこと
まこと

特に喫煙後、30分くらいははっきりと分かりやすいです。商談の前に吸ってる営業マンの何と多いことでしょうか。

このように、タバコは間接的でも臭うレベルのもの。であれば直接の煙はもちろんのこと、特にフィルターを通さない副流煙は最も強い刺激臭となります。

気持ちの良い風を入れようと窓を開けたら、タバコの煙が入ってくる。洗ったばかりのキレイな洗濯物に臭いが付く。これらを強制されるのが嫌なことは、感覚的にもなんとなく分かりますよね。

健康被害が出る

ただ臭いだけで終わるのであればまだいいのですが、タバコの煙は健康被害があることも問題です。ご存じの通り、たばこには4000種類の化学物質が含まれると言われています。

しかも美味しく吸っている当の本人よりも、副流煙による受動喫煙の方が害が大きいという理不尽。相手の趣味嗜好によって、こちらの健康が害されてはたまったものではありません。

また、人より特にタバコの煙が辛い人がいるのも見逃せないところです。例えばぜんそくなどの呼吸器疾患を持っている人。煙に含まれる化学物質によりアレルギー症状を引き起こすこともあります。

赤ちゃんや小さな子どもがいるご家庭もあります。赤ちゃんや子どもは身体も小さくか弱いので、たばこの影響を受けやすいです。

「医療法人鉄蕉会」の情報によると、

  • 気管支炎・喘息
  • 先天異常・小児がん
  • 成長の阻害・知的能力の低下

などの影響があるそうです。タバコは20歳にならないと吸えないのにも理由があるわけですね。

灰が落ちる・ポイ捨てする

(携帯)灰皿無しでタバコを吸うと、当然灰が落ちます。灰で火災に発生する可能性は低いかもしれませんが、ゼロではありません。そして通路ならその場所を汚したり、ベランダなら下階に降りかかったりもします。

最悪なのはポイ捨てです。火を付けたままポイ捨てすれば火災の可能性もあります。そしてたばこ本体(フィルター等)は土に還らないので、環境汚染も生み出します。よく排水溝に隠すように捨てている人もいますが、以下の動画のように貯まりまくってしまうんです。

排水溝ではなく水たまりに入ってしまえば、猫や鳥が飲めば中毒になり下手をすれば死なせるかもしれません(人間の子どもで致死量が1本)。ゴミが増えれば管理人さんの仕事も増えます。良いことは一つもありません。

これらは一部のマナーの悪い人のみの悪目立ちする行為であり、マナーを守っている喫煙者はたくさんいます。それらも含めて「喫煙者はマナーが悪い」と悪者にされてしまうのは、今は吸わない私でも悲しくなります。

タバコの煙は避けたくても避けられない

タバコの煙は強制です。本人が嫌だと思っても避けることができません。

ベランダで吸われると窓から煙が入ってきます。窓を閉じても給気口から入ってきます。新しめの部屋では給気口を閉じられることもありますが、強制換気があるので窓の隙間からも入ってきます。通路や階段などで吸われるたら、煙を避けて通るなんてできません。

そんなちょっとくらい。過敏なんじゃあ?

……というのは先ほども書いたとおり、煙に慣れている喫煙者の意見です。小さい頃から受動喫煙がないキレイな空気の家庭で育った非喫煙者にとっては、わずかな煙でも刺激臭です。

加えて大きいのが心理的な要素。どこぞの赤の他人が肺から吐きだしたかもしれない煙などを吸い込みたくはありません。しかも健康被害もある……。物理的にも心理的にも、わずかな煙でも苦痛を感じるものなのです。

自分がどうにか工夫して煙を避けられる問題であればいいのですが、それができない。完全に相手次第だからより困るわけです。

自分と家族が受動喫煙しなければ他人は良いという考えに嫌悪感がある

タバコを吸ったことがない人は以下のように思うものです。

わかば
わかば

タバコが好きなのであれば自宅の密室空間内で楽しめば良い話。それなら大好きな煙も逃がさなくて良いのでは!?

……いやそれは違うんだよなぁ

フィルター越しに吸い込むタバコの煙は実際とても美味しいです。しかし副流煙や、一度吐き出した煙までもが美味しいわけではありません。というかむしろ不快なものです。

というわけで、自宅の密室で吸わない理由としては以下のようなものがあるでしょう。

  • 室内の空気がよどむのが嫌
  • 壁紙が黄ばむのが嫌
  • 家具等、室内のあらゆる物に臭いやヤニが付くのが嫌
  • 自分や愛する家族が受動喫煙するのが嫌

これらは客観的に見れば完全に自己の利益のみ。

自分や家族を受動喫煙させないため&室内を綺麗に保つために、不要な煙を室内に入れないようにして吸っているわけです。そして当の本人は今日もタバコがうまい!と良い気持ちにすらなっている。つまり自分は喫煙に生じるメリットだけ享受していることになります。

対して被害者側は、喫煙者本人が発生させた健康被害のある不要な煙を押しつけられている。そこにメリットは一切無く、あるのはデメリットだけです。

わかば
わかば

喫煙者自分とその家族が良ければ、なんの落ち度のない他人が辛い思いをしても良いの!?

と思うのは当然です。よって相手に対して嫌悪の感情が生まれやすいのです。

日に日に蓄積される嫌悪感・憎悪

タバコは依存物質です。よって喫煙者は毎日何本も吸う人がほとんど。

2018年のJTの調査によれば、男性の喫煙者では1日に平均17.7本だとか。睡眠時間を除けば約1時間に1本が平均です。平均値なので、多い人だと1時間2本なんて人もいるでしょう。

1日辺りの喫煙本数のグラフ

年代別喫煙本数

2018年「全国たばこ喫煙者率調査」、男女計で17.9%

グラフを見ると、60代以上はランキング2位で1日18.4本。定年退職して一日中家にいるご年配なら1時間に一本。もし平均よりも多めのヘビースモーカーで、30分に一度ベランダ喫煙していたら……。

まこと
まこと

これは吸わない人には厳しいかもです。

たまに煙と臭いが窓から入ってくる程度であれば「くさいなー、けどまあしょうが無いな」くらいで済みます。しかしそれが毎日、頻繁に臭ってくるような状況だとどうでしょうか。

先ほどのとおり、そもそも相手の「快」のために一方的にこちらの「不快」が生じるのがタバコ問題であり、嫌悪の感情も抱きやすいわけです。日に日に続くこの理不尽に対し、嫌悪感が積み重なるとどうでしょうか。積もり積もってやがて大きな憎悪の感情になってもおかしくありません。

時に被害者のクレームで言い方に問題(罵詈雑言)があることがあります。よくないことではありますが、いらだちが爆発した時にクレームしていることもあるのでしょう。

積み重なった憎悪の爆発は恐ろしいもの。騒音やバーベキュー問題では殺人すら起こっていることからも分かりますね。

被害者側としてはが爆発するまで我慢せず、管理会社に相談などをすることが大事。喫煙者側としては話を聞いてあげることが大事だと言えそうです。

結局のところ、その場所での喫煙は良いの!?悪いの!?

日本には法律もありますし、地方公共団体の条例や、その場所独自の規約・規則などもあります。しかしながら、法律や規約に反していないことは何をやっても良いということでもありません。

このあたりのことまで含め、アパート・マンションでの特定箇所の喫煙が良いのか悪いのかを考えてみたいと思います。

法律上・条例上の問題

日本という法治国家に住まうには、まずは法律上のことから考えなければなりません。私は法律の専門家ではないので完璧に把握しているわけではありませんが、タバコに関する法律は以下の2つです。

  • 未成年者喫煙禁止法
  • 改正健康増進法

前者はご存じの通り、20歳未満は吸ってはダメだという法律。逆に言えば、20歳以上であれば吸うことが認められています。

後者は、2020年4月1日より受動喫煙対策として施行されました。施設の種類によって屋内の喫煙を制限する法律ですが、アパート・マンションでは関係ありません。住まいの地域の条例によっては細かいルールがあるようですが同様のようです。

つまりは、20歳以上であれば法律的・条例的にはアパート・マンション内での喫煙は問題無いことを意味します。

アパート・マンションの規約上の問題

私有地内での喫煙は、その権利者が規約として決めることが可能です。例えばある建物の中で喫煙して良いか・悪いかは、法律に反していない限りはそこの権利者が決めることです。

例えば持ち家の友達の家に遊びにいって、そこで吸って良いかは家の人が決めるのは当然です。

アパート・マンションの場合はどうかといえば、単純に物件の大家(オーナー)が決める……とは限りません。

  • 建物の大家さん(小規模な物件)
  • 管理会社(管理を任されている会社が存在する物件)
  • 管理組合(分譲マンション等の区分所有者がいる物件)

昔ながらの大家さんが直接管理しているような物件は、当然大家さんの判断次第。管理会社が管理しているなど、管理が行き届いている物件では規約として明文化してあります。

規約には、タバコについて明記されているかどうかが第一です。例えば禁煙アパート・禁煙マンションなどであれば、敷地内で吸ってはだめと明記されていることもあります。この場合、室内から共用部分まで全てだめでしょう。

タバコについての条項が無くとも間接的に有効なのが、火気の使用についてです。共用部分での火気を禁ずるとあれば、ベランダ・廊下・階段・エントランス・駐車場などでの喫煙はできないことになります。

室内での喫煙については、特に記載がなければOKということになりそうです。明記されていないことについては、その判断を物件の管理者に確認してみる必要があります。

現実問題として、共用部分での火気は禁止されていることが多く、ベランダや廊下・階段などでの喫煙はだめなことが多いようです。

まこと
まこと

ただ、火気厳禁なら電子タバコや加熱式たばこならいいのかと解釈できてしまうんですよね。

受忍限度を超える被害かという問題

その場所でタバコを吸って良い場合でも、受忍限度を超えた喫煙の場合は不法行為になり得ます。受忍限度とは、普通の社会生活を営む上で一般的に我慢すべきレベルの限度です。

タバコを吸って良いアパート・マンションならタバコを吸われるのは当たり前。普通に生活してたら多少の生活臭が出るのはお互い様だし、一緒の建物に住むなら我慢してね。ということです。

しかし、1日3箱も4箱も共有部分で吸って辺りを常に煙くさせているような場合は普通ではありませんよね。この場合、人格権の侵害として不法行為責任を追及できる可能性があります。

倫理・道徳・思いやり・良心の問題

規約で認められた場所でなおかつ受忍限度の範囲で吸っている。となれば、最後に残るのは倫理・道徳・思いやり・良心等の問題です。

  • 法律や規約に反していなければ何をやってもいい。
  • 自分が幸せを感じられる行為であれば、それで人が不幸になろうが関係無い。

このような極端な考えを持っている方はそれほど多くはないと思います。私たちには倫理感・道徳・思いやり・良心などの「心」がありますから。

例えば喫煙可能なレストランでも、隣に赤ちゃんがいれば吸わない。タバコが苦手な人と一緒の時は吸わない。……などと配慮することがありますよね。まあこの例ではマナーに近いかもしれませんが、「心」が作用していることは変わらないでしょう。

同じように、上階に住む住人が煙でひどく辛い思いをしていると訴えてきたらどうでしょうか?「かわいそうだな、止めてあげようかな」と思うのは本人次第です。

逆に被害者側から見て、「今じゃゆっくり吸えるところも少ないしな。こちらももうちょっと我慢しようかな」と思うのも本人次第です。

まこと
まこと

吸える場所で吸っているのであれば、後は当の本人達次第です。お互いの権利を尊重しながら解決できれば一番です……が、それが難しい。

たばこ問題の解決方法

タバコ問題はどのように解決したら良いか。被害を受ける側・クレームを言われる側に共通する方法について考えてみます。

アパート・マンション規約を確認

何はともあれ、まずはこれが最初。賃貸借契約締結時に、アパート・マンションの規約ももらえることがありますので、手元にあればチェックしてみます。

ここにタバコについて明記してあるか、もしくは間接的に火気厳禁等の記載が無いかをチェックしてみてください。

もしも手元に規約が無ければ、管理会社や管理組合に相談すれば教えてもらえるでしょう。規約が無いような昔ながらの物件の場合、管理会社(または大家さん)等の判断を仰いでみてください。

この時点で、規約的にその場所での喫煙が正しいか、正しくないかは分かります。

管理会社に間に入ってもらう

クレームをするにせよ、受けるにせよ。加えて規約的にその場所での喫煙が正しいか、正しくないかにせよ、まずは管理会社(なければ大家)に事情を相談しましょう。そして間に入ってもらうのが一番です。

すでにクレームを受けている・言ってしまっている場合でも遅くはありません。とにかくまずは管理会社(大家)に相談してみてください。そしてどう対処すれば良いかを確認します。

当たりの管理会社(大家)であれば、相手と交渉してくれ、そのまま解決することもあるでしょう。

逆に「当事者同士の問題、話し合ってください」と言われたら残念ながらハズレです。「私は知らんから勝手に解決して」と明言しているようなものですので、それ以上期待できないからです。

管理会社に間に入ってもらうのは、直接言うと角が立つこともあるからです。センシティブな内容につき、言い方が悪いとこじらせてしまう場合があるので管理会社に間に入ってもらうのがベストです。

直接話し合って交渉する

管理会社(大家)が役に立たない場合。もしくは管理規約に問題無く、その場所での喫煙が許可されている場合は、直接当事者同士で話し合うよりほかありません。

あくまで話し合いやお願いであって、感情的になるのはNGです。感情的になった時点で、もう一方も感情的になり、解決への道が遠ざかります。

極論を言えば、

  • 喫煙者はこれまで通り吸いたい。
  • 被害者は止めて欲しい。

と考えていると思いますが、これを強制したり押しつけたりせずに、相手の気持ちも尊重しながら話し合うことが理想です。……言うのは簡単ですが、実際かなり難しいですが。

法律に訴える

社会通念上、我慢するレベル(受忍限度)を超えるような煙の場合、法律的に相手を訴えることもできます。実際、それで勝訴を勝ち取った例もあります。

逆に普通に一日数本くらいを家で吸っているなど、通常の範囲内にもかかわらず、吸うなと強制され、罵詈雑言、金銭の要求、暴力、脅迫などがある場合。これも相手を訴えることができる可能性もあります。

まこと
まこと

実際は労力とコスト的に割に合わないので、どうしてもその場所に住む場合の最終手段です。

引っ越す

身も蓋もないことですが、個人的には引越しが一番お勧めです。引越しをすれば全てが解決されるからです(本人に問題がある場合を除く)。

そもそも当サイトのコンセプトである身軽な一人暮らし生活であれば、引っ越した方が断然手っ取り早い。話が通じそうもない相手であれば、ベターな選択肢だと思います。

個人的経験則では、一定の割合でモンスターは存在するように思います。それは喫煙者・非喫煙者に限らず等しく存在するもの。体感的には世の中の1~5%くらいは話が通じない人たちだと私は感じます。

あれこれ悩んだり我慢したりでストレスが貯まる毎日はもったいない。経済的な余裕さえあれば、引越して綺麗さっぱり忘れ、気持ちの良い新生活を過ごす方が良いのではないでしょうか。

まこと
まこと

そんなこんなで私は引越し回数が10回以上になりました……(汗)。

まとめ

以上、アパート・マンションでのタバコ問題について、喫煙者と被害者の双方の心情や、その場所での喫煙の可否の判別方法、解決方法の基本についてを説明しました。

しかし本ページの内容は、問題解決に向けて知っておくべき基礎知識のようなもの。喫煙者・被害者のいずれかの立場に立っての問題解決に特化した記事ではありません。ですので本ページの内容だけで直ちに問題解決ができるか、と言えば難しいこともあるでしょう。

より具体的な対策、問題解決方法は、立場次第で変わってきます。それぞれの立場から見た問題解決に向けた解説ページは今後書いていきますので、ご期待いただければ幸いです。

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